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【開催案内】丸山眞男のシンポジウムが10月14日(金)に東京女子大で開催予定@参加無料

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大学時代、恩師の影響で丸山眞男の本をよく読んでいた。

全てを熟読(加えて理解)することなどできなかったが、時々何かに行き詰まると丸山の本を引っ張り出す。思考の整理になる文章がたくさん出てくる。以下は卒論に引用した一節。今、丸山が生きていたら、世の中をどう捉えるだろうか。聞きたい。

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「アパシーはなるほど支配的な象徴にも対抗的な象徴にも積極的には結びつかないが、その現実的効果は一般的に支配層により有利である。現在の体制は『消極的』忠誠によっても惰性の力で相当の程度まで維持されるが、それを変革しようとする運動は自己の側に『積極的』に動員しないかぎり進展しないからである。積極的にリベラルでも保守的でもないということは政治的には保守的に作用せざるをえない。とくに日本のように大衆の合意consentよりは随順conformityが伝統的に天皇制支配の精神的基盤をなしてきたところではそうである。いわゆる教育や学問の政治的中立の主張が、現実には対抗象徴への結びつきの否定だけを一方的に強調する結果になりやすいのもこのことと密接に関係している。」

〔新装版〕 現代政治の思想と行動

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【毎日新聞】丸山眞男 知の交流 没後20年、10月に国際シンポ 東京女子大

毎日新聞2016年8月23日 東京夕刊

 東京女子大丸山眞男記念比較思想研究センターは10月14日、政治学者・丸山眞男の没後20周年を記念する国際シンポジウム「新しい丸山眞男像の発見--その世界大の視圏と交流のなかで」を東京都杉並区の同大で開く。同大は1998年、丸山の約2万冊の蔵書や草稿類の寄贈を受け、「丸山眞男文庫」を設立。資料を整理・調査のうえ順次公開する一方、研究プロジェクト「20世紀日本における知識人と教養」を進め、資料のデジタルアーカイブ化と活用にも取り組んでいる。

 今回のシンポジウムは同プロジェクトが来年3月で終了するのを機に、海外の丸山研究者らを招いて行う。当日は午前11時に開会。同文庫の意義について平石直昭・東大名誉教授が講演した後、パネルディスカッションが行われる。
 パネリストと、討論に先立つそれぞれの報告のテーマは、ドイツ・ハイデルベルク大名誉教授のヴォルフガング・ザイフェルト氏「丸山眞男とドイツの思想・学問--戦前、戦中、そして戦後」、中国社会科学院研究所教授の孫歌氏「丸山眞男の『三民主義』観」、米カリフォルニア大バークリー校教授のアンドリュー・E・バーシェイ氏「プロテスタント的想像力--丸山眞男、ロバート・ベラー、そして日本思想研究に関する覚書」、韓国・峨山研究院教授の金錫根氏「韓国における丸山眞男の思想・学問の受けとめられ方」。
 同文庫を担当する東京女子大特任研究員の川口雄一さんは「研究プロジェクトを通じ、『戦後民主主義の旗手』などと呼ばれた丸山が、実際には『戦後』の枠を超え、世界的な知のネットワークを担う知識人であったことが分かってきた。シンポジウムは『新しい丸山像』を議論する機会になる」と話している。
 無料。問い合わせは同センター事務局(03・5382・6817)へ。【大井浩一】 

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