【深い河】インドに向かう飛行機の中で、遠藤周作による小説「深い河」を読む。
背負うものを持った人々がインドのバラナシを旅する物語だ。インドに行くこと、バラナシに行くことに対して、ちょっとした恐れをいだくような内容である。登場人物「大津」の人生。彼はその「玉ねぎ」を信じ続け、いつでも世の中からはじかれ、それでもなお…。壮絶な小説を読み、まもなくインドだというのに、小説を読んで尻込みする。インドに行く前には読むべき小説である。何かの力が働き、出発当日にこの本を読むことになったのだろう。
現在の時刻は、日本時間午前2時43分。飛行機内は寒い。
飛行機では、長袖・サンダルが必須である。