・リキシャのおじさんへの気持ち
3人で細身のおじさんのリキシャに乗り、マトン、チキン、キーマが美味しいカレー店へ向かう。上り坂や信号待ちの時におじさんがかなりキツそうで思わず降りそうになる。「家族のために頑張っているから大丈夫」とランジャン。汗をかきながらこぐリキシャ。お父さんは自分の子供も含めて15人で住んでいるそうだ。リキシャは平均で1日200から300ルピーの稼ぎをするそうだ。感謝の気持ちがチップの金額になる。60ルピーで交渉したところ、200ルピーを支払ったら(チップとして140ルピー)とても笑顔で見送りをしてくれた。ランジャンは、彼はずっと二人の顔を忘れないだろうといった。ランジャンはガイドするときに、できる限りリキシャを使うようにしているという。お金に少し余裕があるならば、リキシャを使ってお金を使う。
・キーマカレーとランジャンの哲学
ランジャンが連れてきてくれたカレー屋は、初めてお客さんを連れてきたお店だという。クーラーが特に効いている。キーマ、チキン、マトンを食べる。キーマが特に辛く、汗がふきだす。コーラを飲む。普段ランジャンはコーラを飲まないという。ピロタ村のお父さんやお母さんは、パスタやピザなどは知らない。コーラなんかも。それを食べてもインドの人は潤わない、お金がインドには還元されない。フレッシュジュースや街の屋台でお金を使うようにしているというランジャン。誰の教育かと尋ねると、父だという。哲学がある。帰りは満腹と疲労で、オートリキシャに乗る。100ルピー。裏道を抜け、ここは通れるのかと思うとところを通過し、Hotelへ。あすも朝5時に集合しようと、ランジャンとお別れする。シャワーを浴びて、iPadで日記を書く力はもはやなく、ノートにメモをとり、9時前には眠る。