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【インド旅行】インドの洗礼〜寝台列車での下痢。瞑想に入る〜(2016年5月@バラナシ・アグラ・デリー)

・インドの洗礼というやつ

瞑想に入る。修行かと思う。寝台列車の出発が約4時間遅れた、寝台列車に乗る私は、景色も見えない寝台列車のシートに横になっている。寝台列車の2階席に寝そべりながら、猛烈な下痢の症状と熱。朦朧としながら「これがインドの洗礼か」と考える。夜中に何度もトイレに駆け込み、インドの大地に洗礼を吐き出す。下痢の症状は継続し、いよいよ命のトイレットペーパーが終わった。それでも下痢はとまらない。これはインドの洗礼なのだ、受け入れようと決意し、「インド流の洗い方」を実行した。手で水洗いをして、乾かないままに短パンを履く、短パンが濡れる。寝台列車には、トイレの外に備え付けの手洗い場があるが、その水も衛生的なのかわかならい、しかし、手を洗わずにはいられない。

・朝が来たけど

朝が来た。トイレの外にある窓からながめるインドの大地には、広い平野に牛がいた。カメラで撮影する気力は失われていた。朦朧としながら、嫁に頭痛薬をもらう。すこし症状が緩和し、眠りにつけた。アグラ駅への到着時刻は、当初は5時40分頃の予定であり、列車での移動時間は約13時間。アグラ駅を夜8時に出たので朝の9時頃に到着すると想定し、荷物を整理して待ち続ける。途中で何度か駅に到着する、ここはアグラ駅かなと不安を抱えながら過ごす。列車でのアナウンスがないのだ。下に寝ていた青年に、「アグラステーション?」と尋ねるとまだだと教えてくれた。

・寝台列車を乗り越え、アグラに到着

午前11時、ようやくアグラに到着する。駅には胡散臭いおじさんガイドがきて、6時間遅れたねと話しかけてきた。昨日、ランジャンが「インドは暑い、寝台列車で疲れているはずだからアグラ駅に到着したら休めるホテルを確保したほうがいいよ」と提案してくれ、3000円でホテルを予約した、下痢の私にとっては大きな救いになった。ガイドが「1500ルピーでタクシーをチャーターし、アグラ城とタージマハルを見にかないか」と提案をうける。あまりに高いので、800はどうだ?というが、1000だという。朦朧としている私は、ここで妥協した。これは後で振り返ると、かなり料金が高い。