長野は21世紀枠で「小諸商業」
選抜は、早実・清宮の登場が決定的になるなど大盛り上がりになりそうです。さて、今後注目されるのは21世紀枠の状況です。長野県の推薦高校が「小諸商業」に決まりました。小諸商業は、16秋季大会(長野)では、3位。北信越大会では、1回戦で福井代表「坂井」を下し、準々決勝では日本航空石川に惜しくも敗れています。
なお、これまで長野県の高校が21世紀枠でセンバツ出場した実績はありません。
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小諸商業には22歳の若さで特攻隊員として戦死したOBが
小諸商業の渡辺静さん。同校野球部で活躍後、職業野球団「朝日」にスカウト。公式戦にも出場したが、兵役のため1943年11月に退団。1945年6月に特攻隊員として鹿児島県知覧町(現南九州市)から出撃し、戦死。
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21世紀枠とは何か?21世紀枠の成績は?
・秋季大会において、ベスト16以上(もしくは県によってはベスト8以上)の学校の中から、恵まれない環境、他校や地域に良い影響を与えているなどの理由で認められた高校が3校選出される。※2007年までは2校選出、2013年第85回大会は記念大会として4校選出。
・21世紀枠で出場した高校は2012年まで公立校のみ。2013年に私立校として初めて土佐高校が選出。
・成績。2016年現在、初戦の成績は15勝30敗。通算成績は19勝45敗。21世紀枠で出場後、同年夏の選手権大会に出場した学校は2001年の宜野座高校(第83回選手権大会)、2010年の山形中央高校(第92回選手権大会)の2校。