【真相・理由】安倍首相が4年間で最も多く会った人物は誰だ。相手は●●と判明
日経が面白い分析記事をアップしています。政治面の「首相官邸」欄をもとに集計したデータから、安倍首相が直近4年間で最も多く面会した人を明らかにしました。安倍首相が重点を置く政策や人物が浮かんできます。
以下ランキングです。
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1位は北村滋内閣情報官
面会数が最も多かったのは、インテリジェンス(機密情報)を担当する北村滋内閣情報官だ。外交・安全保障に関する情報や選挙情報まで、内閣情報調査室が集める様々な情報を首相に報告する。1日に複数回、官邸を訪れることも多く、首相の休暇中に山梨県の別荘まで会いに行くこともある。第1次安倍政権で首相秘書官を務め、苦しかった時期に首相を支えたメンバーの一人でもある。
2位は斎木昭隆前外務次官
首相の父・安倍晋太郎氏が外相時代に英語通訳を務め、首相との関係は長い。外務省の事務方トップが頻繁に首相に報告を入れ、首相から指示をもらって省内に伝える。安倍政権は首相が外務省を直轄していることを示す。外国との交渉で首脳外交の重みが増しており、外交官は首相の指示がないと動けない場面が増えている。
3位は谷内正太郎国家安全保障局長
首相の外交ブレーンとも称される。米国やロシア、中国では国家安全保障会議(NSC)など首脳に直結する組織が力を持つので、谷内氏がそのカウンターパートになる。首脳外交の舞台裏を回す黒子だ。
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4位は菅義偉官房長官
菅氏は重要な来客の際に同席することが多い。麻生氏は財務省幹部と報告に入った後、ほとんどの場合1人残って首相と話す。官僚と一緒の際は財政政策の相談。その後のサシでは、政局を巡る判断を話し合う場面もあるらしい。
5位は麻生太郎副総理・財務相
首相と麻生氏、菅氏に加えて甘利明・前経済財政・再生相の4人は頭文字をとって「3A+S」と呼ばれた中枢メンバー。甘利経財相は2016年1月に金銭授受問題で辞任。いまでは「2A+S」が政権運営のカギを握る。
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【大好物は?】首相の好物とされるパーコー麺
最も多く食事をしているのは、ザ・キャピトルホテル東急にある「ORIGAMI」だ。第2次政権以降では40回利用した。会食相手は主に首相秘書官や菅官房長官など首相に近い人物が大半だ。気軽に食べたい時に利用しているようだ。首相の好物メニューとされるのはパーコー麺。価格は税込みで2730円だ。