【真相・理由】綿矢りさと金原ひとみ・芥川賞同時受賞から13年後の今、新作を同時発売へ。
「蹴りたい背中」と「蛇にピアス」で2004年に史上最年少で芥川賞を同時受賞した「綿矢りさ」と「金原ひとみ」が、13年後の今、同時に新刊を発売し話題となっています。現在、金原は2児の母となってフランス・パリで生活。綿矢は1歳児を育てながら執筆を続けています。
【広告】
新作とは?
綿矢りさ『私をくいとめて』
金原ひとみ『クラウドガール』
【広告】
「蹴りたい背中」のあらすじ
長谷川初実(ハツ)は、陸上部に所属する高校1年生。気の合う者同士でグループを作りお互いに馴染もうとするクラスメートたちに、初実は溶け込むことができないでいた。そんな彼女が、同じくクラスの余り者である、にな川と出会う。彼は、自分が読んでいるファッション雑誌のモデルに、初実が会ったことがあるという話に強い関心を寄せる。にな川の自宅で、初実は中学校時代に奇妙な出会いをした女性がオリチャンという人気モデルであることを知る。にな川はオリチャンにまつわる情報を収集する熱狂的なオリチャンファンであった。
【広告】
「蛇にピアス」のあらすじ
「スプリットタンって知ってる?」そう言って、男は蛇のように二つに割れた舌を出した―。その男アマと同棲しながらサディストの彫り師シバとも関係をもつルイ。彼女は自らも舌にピアスを入れ、刺青を彫り、「身体改造」にはまっていく。痛みと快楽、暴力と死、激しい愛と絶望。今を生きる者たちの生の本質を鮮烈に描き、すばる文学賞と芥川賞を受賞した、金原ひとみの衝撃のデビュー作。