【話題】LINEの入社式・新入社員は24名。本間洋也が新入社員代表挨拶。一方、経営不振の東芝は入社式開催せず。
2017年、いよいよ4月3日(月)から新社会人がデビューしました、その数は約89万人。
経営再建中の東芝は、現在新卒採用を停止中。そのため入社式は開催されませんでした。
また、大人気アプリのLINE、新入社員はなんと24名。結構少ないんですね。
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LINEの新入社員代表の本間洋也の挨拶
「本日入社する私たちは、一般的には"デジタルネイティブ"や"ソーシャルネイティブ"と呼ばれる世代になります。小学生の頃はおもしろフラッシュ投稿を見ていたら外が暗くなっていたり、タイピングゲームにはまったり、Windowsのアシスタントのいるかに助けられたり、中学生の頃はニコ生やYouTubeの動画にはまったり、前略プロフィールやミクシィなどのSNSにはまったり、高校生の頃はツイッターやフェイスブック、LINEを始めたり、大学生ではインスタグラムやスナップチャットを始めたり……。
インターネットともに人生を歩んできたと言っても過言ではありません。まだまだインターネットには可能性があると感じております。
LINEが持つ力をもっと使えば、世の中をもっとよいものに、幸せにすることができる。これまで過ごしてきたインターネットの歴史を、今度は自分たちがつくり上げる側としてこれからこの会社で働いていきたい。そんな思いをもっています」
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新社会人89万人 入社式、信頼回復へトップ訓示 変革・挑戦…呼びかけ
産経新聞 4/4(火) 7:55配信
新年度に入り多くの企業で3日、入社式が開かれ、就職活動を乗り越えた若者約89万人が社会人の仲間入りを果たした。不祥事や経営不振にあえぐ企業のトップは、新入社員に信頼回復などを訴えた。経済の先行きに不確実性が増す中、変革や挑戦を求める声も相次いだ。
「多大な心配をかけ、心苦しく感じている」
東京都内で入社式を開いた電通の山本敏博社長は、新入社員の過労自殺など一連の労務問題を陳謝した。その上で、「電通の最大の財産は人材」と述べ、働き方改革に積極的に取り組む姿勢を示した。
福島第1原子力発電所の廃炉や賠償で多額の負担を抱える東京電力ホールディングスは、広瀬直己社長が280人の新入社員を前に「皆さんのチャレンジを世界中が見守っているという気持ちで、福島の責任に取り組んでほしい」と力を込めた。
三菱電機の柵山正樹社長は、昨年発覚した長時間労働問題に触れ、「生き生きと働ける職場環境の実現に全力を挙げて取り組む」と宣言。検査データの偽装が新たに発覚した東洋ゴム工業は、清水隆史社長が「この難局を乗り越えたとき、高い企業力が備わった会社になる」と強調した。
一方、経営再建中の東芝は、不正会計問題による業績悪化を受けて新卒採用を中止しており、入社式は開かれなかった。
経営統合などで新会社となった企業では、新体制となってから初めて新入社員を迎えた。
JXTGホールディングス(HD)は、JXHDと東燃ゼネラル石油が経営統合し1日に誕生した。傘下のJXTGエネルギーの杉森務社長は「皆さんは記念すべき第1期生。自らが歴史をつくるという高い志を持ってほしい」と話した。
コカ・コーライーストジャパンとコカ・コーラウエストが経営統合し1日発足したコカ・コーラボトラーズジャパンの吉松民雄社長は、「一緒に歴史をつくろう」と呼びかけた。
また、ユニーグループ・ホールディングスと昨年9月に経営統合したファミリーマートの沢田貴司社長も、「素晴らしい会社をつくっていこう」とエールを送った。
新入社員に変化やチャレンジを求める経営トップも多い。トヨタ自動車の豊田章男社長は「就職して安泰と思わず、未来を切り開くことが使命と考えてほしい」と注文をつけた。
第一生命ホールディングスの稲垣精二社長も「社会や環境の変化に合わせ、私たち自身が変わり続ける必要がある」と訴えた。無料対話アプリのLINE(ライン)では、出沢剛社長が「失敗しても構わないのでチャレンジしてほしい」と、新入社員24人に語りかけた。